ハンドソーンワークショップ、いよいよ今回から、本ワークショップのメインであるすくい縫いの工程に入ります。
といっても、縫いを始める前にいろいろと準備が必要でして、これが結構時間がかかります。
まずはすくい縫いに使う工具の準備から。
すくい縫いには、靴底に穴をあけるすくい針と、すくい縫いをかけるための曲げ針が必要です。
曲げ針はすくい縫いのカーブラインと一致するように微調整をかけながら曲げていきます。
次にすくい縫い用の糸を作っていきます。
何本もの糸を手で撚り合わせて、強度のある太い糸を作っていきます。
撚り合わせた糸には、チャンという、松やにと油脂を混ぜ合わせたワックスのようなものを
擦り込んでいきます。このチャンを塗ることで、防水効果や糸の腐食を防ぐことが出来るようになります。
混ぜ合わせの際に強い臭いが出るので換気には注意が必要💦
そして、ウェルトと呼ばれるすくい縫いをかける細革にインクを縫って準備完了。
この準備だけで、今回のワークショップは終わってしまいました。
次回、すくい縫いの作業スタートです。
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