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執筆者の写真靴工房 Risette

工房の設備について~革漉き機編~

当工房の設備紹介、今回は革漉き機を紹介します。




革というマテリアルの大きな特徴は「厚み」があること。


この厚みがあるまま縫製すると、縫製部に大きな段差が出来てしまいます。その段差を無くすため、

革には「漉き」という革をの一部を薄くスライスする独特のプロセスがあります。漉きにもいろいろな種類がありますが、靴で多用するのは、「斜め漉き」と呼ばれる技法。端の部分を斜めに漉くことで縫い目の段差を無くすことが出来ます。


小さなパーツやヌメ革のような硬い革であれば、包丁で手漉きをすることも出来ますが、靴のパーツは漉く部分が多く、漉き機があることで作業が圧倒的に早くなります。


この漉き機、作業は早くなるのですが、使うのにはちょっとコツがいります。足踏み式のモーターで刃を回転させるのですが、このモーターが超繊細・・・ちょっと踏むとものすごい速度で刃が回転します。慣れるまでは毎回、お試し用の革で練習してから本番にかかるのがよろしいかと。使いこなせるようになると、作品のクオリティが一気に上がりますよ!


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