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執筆者の写真靴工房 Risette

工房の設備紹介~仕上げコテ編~

工房の設備紹介、今回は靴底の仕上げで使用するコテを紹介します。



手製靴では、ヒール、コバまわりを仕上げるときにワックスを使って艶を出します。このワックスを革にしみ込ませ、エッジの形を整えるためにコテを使います。





エッジにワックスを塗りこみ、その上から電熱器で加熱したコテをあてていきます。コテの温度が低すぎるとワックスが溶けず、高すぎると焦げてしまうので注意が必要。


コテをあてた後、布で磨き込んでいくと、ピカピカになり、エッジがはっきり出るようになります。




コテは用途のに応じて様々な種類があります。

コバまわりのエッジを整えるコバゴテや、


ヒールまわりで使うイチョウコテ、



万能タイプのズボラゴテなど、コテをあてる場所・用途によって使い分ける必要があります。当工房でも様々な種類のコテを取り揃えています。


このコテに限らず、靴工具を作ってくれる職人さんが年々少なくなっています。現在はデッドストックを譲ってくれる道具屋さんや、引退された先輩の職人さんから頂いた道具で切り盛り出来ていますが、近い将来これらの工具が手に入らなくかもしれません。ただ、形状はシンプルなので、今流行りの3Dプリンタで自作出来んかなと妄想中です(笑)。金属用の3Dプリンタはめっちゃ高いので先は長そうですが・・・


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